CFP試験の願書の申込は9月21日で終了します。
試験日程
平成29年度 第2回 | 平成30年度 第1回 | ||
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試験日 | 第1日目 | 11月12日(日) | 6月10日(日) |
第2日目 | 11月19日(日) | 6月17日(日) | |
試験要項配布方法 | FPジャーナル9月号に掲載 | FPジャーナル4月号に掲載予定 | |
出願期間 | [インターネットの場合] 9月7日(木)~10月5日(木) |
[インターネットの場合] 4月5日(木)~5月7日(月) |
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[願書(書面)の場合] 9月7日(木)~9月21日(木) |
[願書(書面)の場合] 4月5日(木)~4月18日(水) |
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受験票発送日 | 10月27日(金) | 5月28日(月) | |
結果通知発送日※1 [全6課目合格者発表日]※2 |
12月20日(水) [12月22日(金)] |
7月18日(水) [7月20日(金)] |
前回は、金融の過去問の実際の出題から
期待値について考えてみました。
前回の記事はこちら ↓
そのまま解説すると数字が大きいし、条件が複雑なので
多分ちんぷんかんぷんだと思います。
実際に、CFP受験生ですら正答率が低いので
もっと簡単なゲームで考えてみたいと思います。
100円投資ゲーム
あなたは、100円を持っています。
これで投資をするとしましょう。
100円を超えるようにしたいですよね。
逆に減らしたくないですね。
そうです。必死に考える訳です。
実際の投資なら、不動産や株式など
金額が月収を軽く超えるようなものが多いですが
100円なら、万一負けても生活は破綻しませんね。
それでは、クイズです。
次のうちで、期待収益の額が大きいのはどれでしょうか。
1 200円になる可能性が90%で、0円になる可能性が10%
2 200円になる可能性が50%で、0円になる可能性が50%
3 200円になる可能性が20%で、0円になる可能性が80%
いかがでしょうか。
これなら、計算の理屈が(統計学の期待値の定義)が
わからなくても、なんとなく直感でわかると思います。
正直、定義とか面倒なのは合格してからゆっくり理解
すれば良いので、問題が解ければ良いです。
そうですね。
正解は1番ですね。
前半の文章が全て200円と統一されていて
CFPの過去問より、相当優しくなっています。
難しい問題は、数字を小さくして単純化すると
理解し易いですね。
期待値は、1.0を超えないと金銭的に投資する意味がありません。
100円を超えないと時間の無駄ですね。
期待値の計算はこうなります
期待値の計算の流れは以下の通り
1 2✖90%+0✖10%=1.8 期待値は 1.8
2 2✖50%+0✖50%=1.0 期待値は 1.0
3 2✖20%+0✖80%=0.4 期待値は 0.4
1番のみが期待値が1.0を超えているので
投資する価値がありますね。
実際の投資はこんなにシンプルではありませんが
これくらいシンプルなゲームもあります。
知っておくと、騙されないですみますよ。
世の中には、数字の弱い人を狙ってあらゆる
仕掛けをしてくる詐欺師がたくさんいますので。
実は、銀行、保険、証券など身近にもいます・・・
次回は、おまけとして、カジノ、競馬、宝くじ、保険など
の期待値について書いてみます。
知っておくと、役立ちますので。
まとめ
・期待値は理解した方が得
・期待値を知らないと、あらゆる場面で知らずに損をしている
・期待値を知らないと、損得がわからない