突然ですが、配当性向と配当利回りって何ですか?
聞かれたら、ドキッとしますよね!?
FP3級から、何となく覚えては忘れたりして何となく合格し
AFPまで来る事は可能です。
しかし、CFPの金融に来ると嫌でも向き合う必要があります。
今回は、似たような言葉で紛らわしい言葉の意味の覚え方を解説します。
必ず出題されるAランクの問題(A、B、Cで分けた場合)
CFP試験の金融資産運用設計にて、株式の分野があり
その中でも「配当」に関する問題はAランクで出題可能性がほぼ100%です。
ほぼ、毎回出題されているので、ここを理解しておくだけで差をつけることができます。
試験の問題が解ければ良いので、割り切って覚えましょう。
暗記は忘れやすくなるので、覚え方に工夫してみます。
配当性向とは?
イメージして下さい。
あなたは、会社の経営者です。
今年は、会社の儲けが出ました。
税金を引かれる前と後の利益がありますが、
ここでは、税引き後の利益です。
このお金を設備投資をしても良いし、株主に配当金として還元しても良い訳です。
例えば、100万円が税引き後の利益となったとします。
配当金として「総額」50,000円を支払いました。
配当性向だと、言葉がわかりにくいので
性向→傾向という感じでざっくり覚えてみて下さい。
100万円の内、5万円を支払ったので5%ですね。
儲けのうち5%を配当として支払った傾向があるくらいのイメージです。
一応、数式があります。
配当性向(%)=配当金総額/当期税引後利益✖100
=1株当たり配当金/1株当たり利益✖100
数式は覚えなくても、何回か問題を解いて意味を理解していけば
試験対策としては問題ありません。
配当利回りとは?
配当性向と似たような言葉で「配当利回り」があります。
実は、漢字が似てますが、意味は全く違いますので注意!
イメージして下さい。
あなたは、投資家だとします。
現在、A社の株価1,000円です。
この時に、1株当たり配当金が10円だとします。
配当利回りは何%でしょうか?
1%ですね。
配当利回りの「利回り」という部分に注目して下さい。
不動産投資でも、株式投資でも「利回り」という言葉を聞いたことがありますね。
投資家であれば、利回りは最大限に関心があります。
リスクを好む人なら、10%以上とか高い利回りでも投資します。
管理人なら、地方の不動産は利回りが高いので関心があります。
もちろん、空率リスクもありますので、高いことが必ず良いとも言えません。
ここまで来ると
利回り→投資家とイメージできれば、「配当性向」と区別出来ると思います。
経営者視点なのか、投資家視点なのか区別することです。
1%の利回りなら、投資家からみると1000円の投資に対して、年間で10円が得られることになります。
一応、数式を示しておきます。
配当利回り(%)=1株当たり配当金/株価✖100
こちらも覚えるというより、言葉の意味を理解した方が良いですね。
余裕があれば、普段から言葉に慣れるのが一番でしょう。
下記のような経済番組を観るのもお勧めです。
株の本や雑誌も活用してみる
生涯投資家で有名な村上世彰さんなら、いちいちこのような言葉を覚えるとか必要ないでしょう。
しかし、受験生の場合は経験値がないため、まずは試験の問題が解けることを優先しましょう。
余裕があれば、株式投資関連の雑誌や本などを読むなどもお勧めです。
ダイヤモンドZAi別冊17年2月号 めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った 今年こそ!お金持ち入門【電子書籍】[ ダイヤモンド社 ]
|
一番売れてる株の雑誌ダイヤモンドザイが作った!チャートで稼ぐ「株」入門! 必勝sexyボリンジャー投資法のすべて [ Diamond ZAi編集部 ]
|
ダイヤモンドZAI(ザイ) 2017年 12 月号 (株で「資産倍増」計画&ネット証券大比較)
|
日経マネー 2017年 12月号 [雑誌]【電子書籍】[ 日経マネー編集部 ]
|
※本当にお金と時間に余裕があるなら、株を購入してみるのがベストですね。
でも、はまり過ぎて勉強を忘れないようにしましょう。
合格することがまずは、最優先ですからね。合格した後は、何をしようと自由ですから。
まとめ
・配当性向と配当利回りは、Aランクなので必ず理解しておく
・言葉の意味を理解し、区別すると間違わない
・金融課目は、お金と時間に余裕があれば購入するのが理解に繋がる